2012年2月2日10:52
日本ポステックは、2012年2月1日から、スマートフォン対応可能なイヤフォンジャック型磁気カードリーダ「JPT-S100」の受注を開始したと発表した。
JPT-S100は、磁気カードをスライドさせて読み込んだ情報をアプリケーションで処理させることのできる入力デバイスで、読み込んだ情報はイヤフォンジャック端子よりスマートフォンなどに取り込まれる。入力をイヤフォンジャック端子利用とすることで、特定機種へ依存しない汎用性のあるサービス開発が可能となる。読み込みおよび情報の処理には各プラットフォームに対応したアプリケーションが必要となるが、導入企業での開発だけではなく日本ポステックでの受託開発も行うという。
現在、クレジットカード決済代行事業者向けに納品を行い、クレジットカード決済アプリと連動したスマートフォン媒介型のクレジットカード決済サービスとして稼働を予定している。そのほか、自社会員カードを利用したポイントサービスシステムの開発や予約システムの開発など、あらゆる業種の磁気カード利用企業から問い合わせがあるという。発注ロット数によっては、色の変更やオリジナルロゴの印字も可能だ。
日本ポステックは、従来製品の半額相当の低価格な各種POS端末・決済端末・NFC端末を開発・販売している。主力製品の「JPT-S90」はポータブル型カード決済端末として数多くのタクシー事業者で導入実績があるそうだ。また同製品は、クレジットカードだけでなく銀聯カードにも対応し、中国人観光客を対象とした事業社での導入も進んでいる。