2012年5月11日15:22
沖電気工業(OKI)は、中日本高速道路(NEXCO中日本)へ、新東名高速道路向けETCシステムを納入したと発表した。同システムは、従来システムと比べ、道路利用者の利便性を向上するとともに料金所業務の効率化を実現したという。
2012年4月14日に、御殿場JCTから三ヶ日JCT間の約162Kmにわたる新東名高速道路の開通と同時に、同システムは稼働を開始している。同システムはOKIグループのOKIウィンテックが施工を行った。
高速道路上には、ETCシステムを初め、通行料金の現金決済をする料金機械や交通情報を表示する情報板、ハイウェイラジオなどのさまざまな機器が整備されている。近年、ETCの利用率は約90%に到達している。
OKIが納入した新東名高速道路でのETCにおいては、安全性を高めるためETCレーン表示板の視認性向上(弊社システム従来比:150%)やETCカード未挿入のままレーンに進入した場合でも、その場でETCカードを車載機に挿入することで決済できるようにするなど、利便性の向上と業務効率化を実現したという。また、サービスエリアから高速道路へ出入りが可能なスマートインターチェンジ向け(ETC車専用のレーン)ETCシステムも納入している。