2019年3月18日11:13
NEXCO中日本は、沖電気工業、オリエントコーポレーション、ソニーペイメントサービス、中日本高速道路、中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋、三菱プレシジョン、メイテツコムの試行運用実施会社と共働で「ETC多目的利用サービスの拡大」の実現に向けて取り組んでいるが、このほど、公益財団法人青森県フェリー埠頭公社、川崎近海汽船、テーオー運輸の協力会社の協力のもと、「カーフェリーにおけるETC多目的利用サービスの試行運用」を実施すると発表した。実施場所は、八戸港フェリーターミナルで、2019年3月18日~3月31日まで行う予定だ。
今回試行運用を実施する各社は、2013年6月14日に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」の中で示された「駐車場等、高速道路以外の施設でもETC等のITS技術が利用可能となる環境を整備し、利便性の向上を図る」という方針に基づき、各社が持っている技術とノウハウの粋を結集し、「ETC多目的利用サービスの拡大」の実現に向けて検討を進めてきた。
検討にあたっては、NEXCO中日本を通じて国土交通省の指導を得て、セキュリティが確保された安全なシステム運用の実現が可能となる目途がついたことから、カーフェリーにおいてネットワーク型ETC技術を活用した試行運用により、一連の技術面・運用面の検証をおこなうことを目的としている。