2012年5月31日9:00
米国のスーパーやモールに行くと、コインをギフトカードや紙幣に交換する自動両替機を見かける。コインスターが運営しているセルフサービスの両替機だ。
O2O戦略を加速するPayPalはコインスターと提携。貯金箱に眠っているコインを、ギフトカードや紙幣に両替するのではなく、PayPal口座に入金してもらうという作戦に出た。
両者による実証実験は、ダラス中心街で昨年からスタートした。結果は良好で、PayPalを使うためにコインスターの自動両替機を繰返し使う人は、テストに参加した人の40%にもなった。
現在ダラスでこのコインスターが使える店は、Albertson、Brookshire’s、Super 1など。
米国の平均的世帯で小銭を貯めている額は、1世帯につき約90ドルになるという。これをPayPalが取込めれば、前受金とともに取扱高を拡大することができる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。