2012年5月31日11:55
富士通マーケティング(FJM)と富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)は、ヌーヴ・エイが自社ブランドの向上と顧客サービスの充実を目的として、2012年6月1日から開始する新メンバーズカードサービス向けに、富士通FIPのSaaS型のポイントサービス「ValueFront(バリューフロント)ポイントサービス」を提供すると発表した。
ヌーヴ・エイは、時計専門店「TicTAC(チックタック)」、眼鏡専門店「POKER FACE(ポーカーフェイス)」、化粧品専門店「ROSEMARY(ローズマリー)」、雑貨専門店「COLLECTORS(コレクターズ)」・「annabeille(アンナベール)」の各ブランドを、国内156店舗(2012年5月31日現在)と、オンラインストアで展開している。
ヌーヴ・エイでは、これまでブランドごとに、店頭でのみ利用可能なポイントカードを発行していたが、蓄積したポイントのブランド間での相互利用や、店頭とオンラインストア間でのポイントの相互利用が行えなかった。また、ポイントカードの運用も各ブランドやオンラインストアごとに分散しているため、運用・管理業務や販促活動の重複が発生しており、顧客サービスの向上と運用効率化に向けたシステムの統合が課題となっていた。
そこで、FJMと富士通FIPは、FJMがヌーヴ・エイに長年ITインフラからPOSなどの店舗系システム、会計などの基幹システムまで提供し培ってきたノウハウと、富士通FIPのValueFrontポイントサービスを活用した、全社共通の「ヌーヴ・エイ メンバーズカード」サービスを構築したという。
「ヌーヴ・エイ メンバーズカード」サービスは、これまでのポイントカードを全社共通のメンバーズカードに統合し、複数のブランド間および店頭とオンラインストア間で相互にポイントの蓄積・利用が可能な、ヌーヴ・エイの新しいメンバーズカードサービスとなる。
ヌーヴ・エイにとっては、これまでブランドごとに分散していた顧客情報を一元化し、全社共通の顧客情報として見える化することで、利用者へ、よりきめ細かいプロモーション活動が可能となる。また、SaaS型のため、従来のシステム構築にかかる費用の約60%のコストで新システム導入を実現した。サーバやシステムはデータセンター側で管理できるため、情報システム担当者の負荷を軽減しながら、常に最新の機能が利用できるという。