2017年6月22日17:34
富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)は、カード情報に関わるデータセキュリティの国際規格である「PCI DSS」に準拠が必要な企業に対して、その準拠を支援する新たなサービス「FUJITSUセキュリティソリューション PCI DSSクラウドサービス」を提供すると発表した。同サービスは、PCI DSSの準拠に必要なセキュリティ機能をクラウド型のサービスとして提供するもので、2018 年1月から提供開始予定だ。
富士通FIPは、2010年から「PCI DSS準拠支援サービス」を提供している。同サービスは現状分析から実装、運用、検査、審査支援という準拠までのステップにワンストップで対応している。2013年には、2カ所のデータセンターでPCI DSSの物理的なセキュリティに関する要件に準拠した。
今回発表する「PCI DSSクラウドサービス」は、「PCI DSS 準拠支援サービス」に新たなクラウド型のサービスをラインナップとして用意するもの。具体的には、ウィルス対策、アクセス制御、ログ管理、脆弱性検査などに対応したサービスにより、自社導入に比べて導入期間の短縮と構築費用の削減が可能だ。また、クラウド型のサービスにより、同サービスの提供範囲において準拠要件を満たすセキュリティレベルの維持に必要な運用を同社が実施するため、運用負荷を軽減できるという。さらに、従来から同社が提供してきたPCI DSSに関するサービスとの連携により、ワンストップでのサービス提供をさらに強化するという。