2012年7月25日17:27
セブン&アイ・ホールディングスとヤマトシステム開発(YSD)ならびにヤマトフィナンシャル(YFC)はこのほど、複数の電子マネー決済を可能にする「マルチ電子マネーサービス」に関する契約を締結したと発表した。これにより、国内の流通系・独立系・交通系の主要電子マネーを一台の端末で決済することが可能となる。各種電子マネー事業者との契約・精算業務はヤマトグループが一括代行する。
セブン&アイは、一台の決済端末で国内の主要電子マネーすべてに対応できる点、テナントごとに異なるレジを使用していても対応できる外付けの決済端末である点に加え、YSD・YFCと契約するだけで、各電子マネー事業者との加盟店契約は不要である点を評価したという。
セブン&アイは、同マルチ電子マネー端末を全国の「イトーヨーカドー」および大型ショッピングセンター「アリオ」の合計、全176店舗・約5,000のテナント専門店に順次導入予定で、セブン&アイ グループの独自電子マネー「nanaco」はもちろん、「全国の交通系電子マネー」、「楽天Edy」での支払いが可能となる。7月末から、アリオや大型店等、計8店舗で本格的なサービス導入を開始し、2012年末までに、約60店舗・約2,600のテナント専門店を超す国内各店舗へ拡大する予定だ。
また、今後は「赤ちゃん本舗」「ロフト」「そごう・西武」等、セブン&アイグループ各社への導入も検討している。