2012年8月20日13:00
トランザクション・メディア・ワークス(TMN)は、2012年8月20日、同社が提供する「TMN電子マネーシンクライアント決済サービス」をトーハン・カードシステムが採用したと発表した。
トーハン・カードシステムは、1983年、出版取次大手のトーハンが、業界に先駆けて大手のクレジットカード会社と提携、一括契約し、取引書店が契約手続きなしに各社のカードを取り扱うことができる仕組みとして開発したもので、現在、加盟書店は全国1,300件となっている。今回、加盟書店から要望のある複数の電子マネーブランドを1台の端末で決済できるようにするため、「TMN電子マネーシンクライアント決済サービス」を利用することになったという。
「TMN電子マネーシンクライアント決済サービス」は、2011年夏に国内で初めて商業化されたマルチ電子マネー対応のシンクライアント型サービスで、従来の電子マネー決済端末(リッチクライアント型端末)と比べ、大幅な端末導入のコスト削減が図れるほか、他社ASPサービスとのセンター間接続により、他サービスとの連動を柔軟に実現できる拡張性や、センター管理型のシステムによるセキュリティの向上などの利点がある。
まずは、トーハン・カードシステムの1,300の加盟書店を対象に、「QUICPay」・「Suica」をはじめとする各交通系ICカードの取り扱いからスタートし、9月に「iD」、2012年度内に「楽天Edy」の取り扱いを開始する予定だ。