2012年8月20日22:24
ブリリアントサービスは、2012年8月17日から、NFC対応Android端末とクラウドを組み合せた街コン向けシステム「NFCで街コンつく〜る(NFC街コン)」のサービスを開始した。
「街コン」は、複数飲食店を回遊しながら各店舗での男女の新しい出会いを楽しむ参加型の街興しイベントとなっている。主に地域商店街などが主体となって運営され、2011年度下半期に始まり、今や全国都道府県で一斉に広がったこの活動モデルでは、参加者の顧客情報を取り扱う情報管理の不十分という課題や、また、一部の店舗への参加者の偏りによるイベント当日の各店舗の混雑状況の平準化などの課題も存在している。
同システムでは既存の課題に対して、クラウド環境での参加者情報管理や、NFCの特徴を活かした入退店管理によってリアルタイムに参加者の流れを把握するソリューションを提供するという。イベントスタッフは、自身が持つスマートフォンで、参加者のICチップ付きリストバンドをタッチすることで情報を取得し、リアルタイムに全店舗の席数状況の見える化が可能になる。また、タッチログはサーバで保管され、イベント終了後には各店舗の集客データとしてマーケティングに活用可能だ。また、FacebookやTwitterのSNS連携も機能として有している。
価格は、1日の利用につき50万円から(端末貸し出し可)となる。ブリリアントサービスでは、デバイスのセットアップ後、イベント前日までに機器を搬入する。同社では、長年のAndroid開発から得た技術力と、NFCを利用したイベントシステム「NFC QUEST」の実用から蓄積されたノウハウを基に、街コンの運営コストを削減し、参加者へシームレスなユーザー体験を提供することが可能となる「NFC街コン」のサービスを提供する。
なお、同システムは、街コン先駆者である濱コン事務局(運営企業:DAS)が8月17日に開催した「第1回濱コン・Under30」においてプレリリースを行った。また、9月8日に開催される「第6回濱コン@関内」にて正式リリースを行う予定だ。