2012年9月4日13:40
凸版印刷は、パソコンやタブレット端末で、店頭での申し込み受付がペーパーレスでできる申込書発行システム「SpeedEntry plus(スピードエントリープラス)」を提供しているが、このほど入力フォームアプリを汎用化し、データセンターの機能を基本的な管理機能のみに絞り込みパッケージ化した「SpeedEntry plus」のASPサービスの提供を、2012年9月上旬より開始すると発表した。
SpeedEntry plusは、金融機関の店頭での各種申込書やスーパーなど流通の店頭におけるクレジットカードやポイントカードの申込書を、ペーパーレスに作成するシステムである。申込者自身が、パソコンやタブレット端末上で、タッチペンを使った選択肢のタッチ入力や手書き入力で申込書を作成し、セキュリティの高いデータセンターでデータを管理する。
申込者にとっては申し込み受付にかかる時間や手間が従来よりも少なく、申し込み受付側にとっては、データ入力業務や不備チェックの負荷、郵送コストなどを軽減できる。また、特設会場やイベント会場など場所を問わずに申し込み受付業務に利用可能だ。
ASPサービスで提供することにより、個別企業向けの新規開発の場合と比べ、システム導入費用を約3分の1以下に削減できるという。さらに、導入までにかかる期間を最短で約2カ月と大幅に短縮している。
凸版印刷では、銀行やクレジットカード会社などの金融業界をはじめ、流通・小売、サービスなど、個人情報を扱う申し込み受付業務に向け提案を行い、2013年度までに35社、5億円の売上を目指す。