2012年10月9日19:51
ニフティは、2012年10月9日から、「ニフティクラウド」のパートナーを支援する課金決済やユーザーサポートのプラットフォームを提供すると発表した。これにより、IaaSのサードパーティソリューションや業務系SaaSの展開を強化するという。
ISVなどのパートナーは、同プラットフォームを利用することで、自社が提供するサービスやアプリケーションの流通・販売からユーザーの一次サポートまでをニフティに任せることができ、サービスの提供にかかる工数を削減可能だ。さらに、ニフティクラウドが展開するキャンペーンの適用など、販売面でのメリットを享受できる。
また、SIerなどのパートナーは、ニフティクラウド(IaaS)に加えて、IaaSのサードパーティソリューションや業務系SaaSをニフティから一括して調達し、ユーザー企業に対し、クラウドを活用したソリューションを提供することが可能になる。
ニフティは、2011年1月から「NIFTY Cloud パートナープログラム」を開始し、これまでに120社以上(2012年5月末時点)のパートナーが参加している。今後は、同プラットフォームにユーザー認証や顧客管理など、さらなる機能拡充を実施し、パートナーの利便性向上を図るという。
なお、同プラットフォームは、すでに複数のパートナーに採用が決定しており、IaaSのサードパーティソリューションとして図研ネットウエイブのL7ロードバランサー「Stingray Traffic Manager」、セキュアスカイ・テクノロジーのWEBアプリケーションファイアウォール「Scutum」に適用する。また、業務系SaaSとしてエスキュービズムのCMS「あかもん for ASP」、シルバーエッグ・テクノロジーのEC支援「レコマド」、シーエー・モバイルのEC支援「ソーシャル・コマース・プラットフォーム」、ハングリードのEC支援「ZAIKO ROBOT for NIFTY Cloud」、コマースリンクのEC支援「DFOマネージャー」(10月10日から販売予定)のサービスに適用し、提供するという。