2012年12月5日10:47
日本交通と、日本交通の決済代行を行う日立ソリューションズサービス、ジェーシービー(JCB)、シティカードジャパンおよび三井住友カードは協力し、スマートフォンでタクシーが呼べるアプリ「日本交通タクシー配車」にて、事前にクレジットカード情報(JCB、American Express、Diners、Visa、MasterCard)を登録し配車依頼をすると、降車時に支払い手続きが不要になる新しいタクシー決済サービスを、2012年12月5日から開始すると発表した。
日本交通は2011年1月から、タクシーの配車依頼をアプリのみで完結できるアプリの日本交通タクシー配車の提供を行っている。タクシーの迎え先を地図上で設定し、配車依頼できるため、25万件ダウンロードがあるという。
今回、同アプリに追加した新しい決済サービスは、事前にスマートフォンでクレジットカード情報を登録した上で配車依頼をすると、降車時、決済端末処理や伝票へのサインなどの支払い手続きが不要になる。目的地到着後は、メーター金額の確認と「ご利用控え」を受け取るだけで済むため、決済端末処理や伝票へのサインなどの支払い手続きの手間を削減できる。降車後、事前登録したクレジットカード情報を基に決済処理が行われ、乗車日翌日までに事前登録したメールアドレスに利用明細が送られる仕組みだ。
また、本人利用だけでなく第三者の乗車にも利用できるため、子供に現金を持たせることなくタクシーに乗車させることも可能となる。
同サービスは、日本交通タクシー配車だけでなく、日本交通のホームページ上の羽田空港定額予約などにも対応予定で、スマートフォンユーザー以外も利用できるようになるという。また、日本交通タクシー配車の姉妹アプリ「全国タクシー配車」にも、2013年中には同サービスを追加する予定だ。
なお、同サービスで取り扱い可能なクレジットカードのうちJCBとAmerican ExpressはJCBが、Dinersはシティカードジャパンが、VisaとMasterCardは三井住友カードがそれぞれアクワイアリングを行っている。