2013年1月8日16:15
藤田観光は、運営するワシントンホテルチェーン・ホテルグレイスリーにおいて、2013年1月1日から、新宿ワシントンホテル本館にて、業界初の「電子レジストレーションカード」機能を搭載した「対面型セルフチェックイン機」の本格運用を開始したと発表した。
今回導入する「対面型セルフチェックイン機」は、Plan Dと共同開発を行い、顧客が電子画面を操作することでチェックイン、精算、チェックアウトの手続きを行うことができるものである。また、2012年初めより運用を開始した「藤田観光グループ・メンバーズカードWAON」ホルダーは、電子サインのみで手続きが完了し、よりスムーズな手続きが可能になる。
導入によって手続きに要していた時間を従来よりも短縮できるだけでなく、スタッフが同時に複数の顧客の対応を行うことで、ロビーの混雑緩和と、周辺の観光案内や荷物の受け取りなどチェックイン手続き以外のサービスを充実させることができるという。さらに、スタッフがロビーに常駐して顧客をサポートすることで、従来のカウンター越しではできなかった、顧客により近い距離できめ細やかな応対を実現可能だ。
まずは新宿ワシントンホテルでの運用を開始し、今後も広島ワシントンホテル(2013年10月開業予定)、仙台ワシントンホテル(2013年12月開業予定)、新宿東宝ビルワシントンホテル(仮称)(2015年春開業予定)などの新規開業ホテルにて順次導入を進めていく。
さらに、将来的には藤田観光グループ・メンバーズカードWAONを機械にかざすことで、瞬時に顧客の過去の利用情報を認識し、喫煙・禁煙、低層階・高層階といった希望に沿った最適なルームを提供するなど、1人ひとりのニーズに合わせた対応ができるよう改良を行っていくという。