2013年1月17日11:35
対面および非対面のクレジットカードをはじめとした決済サービスを提供するゼウスとiPadやiPhone/iPodTouchを用いたPOSシステム「スマレジ」を提供するプラグラムは、スマレジに新たなクレジットカード決済機能を搭載したと発表した。
今回、プラグラムは、クレジットカード読み取り部分にイヤホンジャック差込タイプ(IDTECH社製)を選定し、iPadや新型iPodTouchなど、さまざまな形状に対応できるようになった。クレジットカード決済は、ゼウスと連携し、高セキュリティ決済機能を実現したという。
スマレジは、大型レジスターや店舗サーバーを必要としない、スマートで安価な新しいPOSシステムである。同システムは ゼウスとの連携により、2012年2月から、三栄電機社製 ScanJacket を用いたクレジットカード決済サービスを提供している。2012年12月時点では、18社 29店舗にシステムを導入した実績がある。ただし、従来の利用端末は、iPhone4 または 第四世代iPodTouch に限定されることと、カード読取機器が高価であるという課題があったそうだ。プラグラムでは、今回の機能強化により、iPadやiPad mini、 iPhone5、新型iPodTouchなど、あらゆる iOS機器に対応可能であることと、新型カード読取機器の価格が旧来品に比べ約10分の1に下がることから、さらに利用者数が増加すると期待している。
なお、スマレジでのクレジットカード決済については、ペイメントカード業界におけるグローバルセキュリティ基準であるPCI DSS Version2.0 へ完全準拠したゼウスのシステムで処理を行っている。また、アプリケーション上でのクレジットカード情報の閲覧・保持・保管・持出不可、クレジットカード情報はPCI PTSが推奨するDUKPTによるキーマネジメントを採用し暗号化、スマートフォン端末・アプリケーション・カードリーダをそれぞれ認証管理するなどセキュリティ対策に力を入れているという。