2013年1月29日12:39
日本電気(NEC)は、中国最大手の銀行である中国工商銀行(ICBC)と中国におけるPOS端末の販売について販売協業契約を締結したと発表した。
中国においては、四大商業銀行をはじめ、各銀行が百貨店やショッピングモールなど大規模商業施設に対し、クレジットカードやデビットカードなどの決済サービスと合わせてPOS端末を提供するケースが増えている。このような市場に対応するため、NECはICBCと販売協業契約を締結したという。
NECの海外向けPOS端末「TWINPOS Gシリーズ」は、狭い店舗での設置に適した省スペース設計、ねじが不要な構造によるメンテナンスの容易さ、高性能低電力CPUを採用するなど、大幅に運用コスト(TCO)を低減でき、グローバルにおいて、さまざまな業態・設置環境に利用可能となっている。
今回、ICBCは、NECのTWINPOS Gシリーズを採用し、第一弾として上海の大手百貨店の光一百貨店へ納入した。
NECは、長年にわたりPOS端末をグローバルで拡販しており、中国においてはICBCやデジタルチャイナ社との協業によりPOS端末の市場シェアを拡大するとともに、百貨店やコンビニ、スーパーなどの小売に加え飲食店などの外食業にもソリューションビジネスの拡大を目指す。