2013年3月5日18:40
NEC(日本電気)は、2013年3月5日、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスと連携して、ユーザの店舗への来店、購買行動を支援する「NEC O2O(オーツーオー)クラウドサービス」を発売すると発表した。
同サービスは、NECの通信事業者向けサービス基盤をベースにスマートデバイスを利用する「Smart Mobile Cloud(スマートモバイルクラウド)」を活用している。具体的には、ユーザ認証や会員情報の管理を行う「会員管理サービス」、ポイントの付与や管理を行う「ポイント管理サービス」、ユーザに対して店舗情報などをプッシュ配信する「PUSHサービス」、来店・購買・ポイント履歴などを分析しマーケティングに活用できる「データ分析サービス」などとなる。今回、これらのサービスを体系化し、トータルソリューションとしてクラウドで提供するという。
新サービスは、スマートデバイスで会員登録されたユーザの好み、ポイント利用状況、Web上での情報収集履歴などに応じて、クーポン配信、ポイント付与、近隣店舗の表示を行う。これらにより導入企業は、ユーザのOnlineの行動を、店舗への来店と購買促進(Offline)に結び付けることが可能になる。
新サービスの最小構成価格は100万円(税抜)。NECは同サービスを、通信事業者やサービスプロバイダなどに向けて販売し、今後3年間で100社への導入を目指す。