2013年3月26日16:24
日本NCRは、百貨店システム資産の共有化、業務の共通化、サービス利用の共同化を実現するクラウドサービスの提供を行っているが、このほどプランタン銀座にて同サービスが採用され、2013年3月1日から稼動したと発表した。
プランタン銀座が同サービスの採用に至った主な理由としては、すでに他の百貨店で稼動実績のあるシステムがベースのため運用に信頼性があり、また、日本NCRによる導入時のプロジェクト推進とその後のサポート体制も充実していることが挙げられるという。また、複数百貨店での共同利用を前提としており、税制改正等将来的なシステム改修負荷が軽減できる点や、共同利用センターでのデータ管理や通信回線の冗長性確保等、災害にも強いシステムことが理由となった。今後、プランタン銀座では、まず販売データの提供方法改善により分析業務の深化と効率化を進める。同時に顧客購買データの一元管理や購買分析に基づく重点顧客へのアプローチを強化し、顧客サービスの拡充を図るとともに収益の拡大を目指すという。
日本NCRのクラウドシステムは、POS売上/ポイント管理を始め、仕入/棚卸/売掛金/買掛金/管理会計等の基幹業務、商品/顧客情報分析を含む百貨店業務に必要な基本機能を揃えており、利用システム範囲は各社の要件に合わせて選択可能だ。
日本NCRでは、単独でのシステム投資・維持に課題を抱える百貨店各社に対して、積極的にクラウドサービス導入・運営を支援していきたいとしている。