2012年10月23日13:26
日本NCRは、大手百貨店の髙島屋の「商品情報システム」と「顧客情報システム」を統合した「商品・顧客統合情報システム」を構築したと発表した。髙島屋では本格利用を開始し、商品・販売力を強化する営業構造改革の基盤である営業システムの活用段階へと進むという。
日本NCRは、2010年に高島屋全18店のPOSターミナル、約3,700台の入れ替えを行い、取引データの入り口を整備した。これは、ピーク日の取引件数が100万件にも達する売上データを迅速に収集・分析する「商品情報システム」と、250万口座を超えるカード会員データを多角的に分析する「顧客情報システム」の各入り口の整備となった。同整備に続き、商品情報と顧客情報を分析することで商品政策や顧客アプローチ手法の開発に役立てるため、両システムの統合を進めてきた。
髙島屋では、今後ますます増えると思われるビッグデータにも対応可能なインフラを整備することで、今後積極的にデータを分析・活用し、より消費者ニーズに合った品揃えや顧客サービスの一層の充実を進めていくことを目指す。