2013年5月13日14:01
KDDI、大日本印刷(DNP)、三井物産、東急モールズデベロップメント(東急MD)、イッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)の5社は、東急MDが運営するオープンモール型ショッピングセンター「グランベリーモール」において、2013年5月13日~6月27日の間、O2O(Online to Offline)サービスの実証実験を実施すると発表した。
同実証実験は、スマートフォンアプリやWi-Fiの位置情報サービスを活用して、グランベリーモールの利用者が、より快適なショッピングを楽しめるO2Oサービスを試行提供するものとなる。
利用者は、2つの専用アプリ「すなっぴん」と「くーぴん」をダウンロードしたスマートフォンを持参して来店することでサービスを受けることが可能だ。今回の実証実験では、モール内各所に設置したポスターやPOPに装着したNFCタグや2次元コードから、2つのアプリのダウンロードを行うことができるという。
具体的には、グランベリーモール内のショップスタッフ一押し商品の画像をリアルタイムにスマートフォンに届ける商品情報アプリ「すなっぴん」によって、入荷した新商品情報やセール情報などを受けることができ、モールへの来場を促す。また、利用者がモールに来場すると、Wi-Fiの位置情報サービスによって、立ち寄ったエリア近くの店舗で利用できるクーポンをスマートフォンに届けるクーポンアプリ「くーぴん」でタイムリーな買い得情報を受けることが可能だ。
各社の役割として、まずKDDIではアパレルウェブの技術協力を得て、商品情報アプリ「すなっぴん」や店舗から商品情報を投稿できるクラウドサービスを提供する。これにより、商品を届けたいショップスタッフと利用者との距離が一層近くなるような新たなコミュニケーションの提供を目指す。
DNPでは、店舗からのクーポン発行システム、クーポンをスマートフォンで受け取るクーポンアプリ「くーぴん」、NFCタグや2次元コードを使用してポスターやPOPなどからアプリをダウンロードできる仕組みなど、利用者と店舗の利便性向上と来店を促進する仕組みを提供する。
三井物産は、モール内でのWi-Fi機器の導入、Wi-Fiを用いた位置情報把握システムの提供、利用者の使用状況などのデータ分析を実施。また、海外の最先端技術・事例を持ち込み、国内の利用者の生活をより便利で豊かにできるように努めていく。
東急MDでは、同O2Oサービス実証実験を通じて、利用者にグランベリーモールをより身近に感じてもらうとともに、魅力的な新サービスを提供することで、より楽しく、よりお得に買い物を楽しめる環境の整備を目指す。また、今回の実証実験の結果を踏まえ、O2Oによるモールへの誘客や買上促進の可能性について積極的に検討していくという。
イッツコムでは、東急グループのインターネットサービス事業者として、Wi-Fiネットワークやデータセンターを提供する。また、同O2Oサービス実証実験を皮切りに、東急グループの商業施設にWi-Fiネットワークを活用したO2Oの新たな仕組みを検討していく。
企業名 | 所在地 | HP | |
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