2013年8月9日17:15
インコム・ジャパンは、スクウェア・エニックスが提供する「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア(新生FFXIV)」のサービス利用券として使用可能なプリペイドカード「新生FFXIVプリペイドカード」の取り扱を開始すると発表した。同カードはインコム・ジャパンのPOSA技術を導入した販売店にて8月27日より順次発売される。
新生FFXIVプリペイドカードは新生FFXIVをプレイするために必要なサービス契約日数を追加するためのカードとなる。30日利用券(1,554円)と60日利用券(3,108円)の券種がある。新生FFXIVプリペイドカードはPlayStation3版、Windows版いずれにも使用可能だ。
従来、FFXIVのサービス利用料金の支払い方法は、クレジットカード払い、スクウェア・エニックス Crysta(クリスタ)払いの2種類が存在していたが、より気軽にFFXIVに参加できる3つ目の決済手段として、同プリペイドカードでの支払いが追加された。なお同カードは新生FFXIVのスタンダードコースの契約日数を追加する以外に使用できない。
通常、プリペイドカード類の販売には、仕入れや在庫リスク、金券類の管理負荷といった多くの負担が販売店側に発生するが、インコム・ジャパンが提供するPOSA技術(POSレジで支払いが確定した時点で商品等を有効化する技術)を導入している販売店は、盗難、紛失、仕入れ、在庫、返品等の流通上のリスクを負うことがなくなるそうだ。カードの発行会社であるスクウェア・エニックスもインコム・ジャパンの同技術を採用したことから、販売店でのプリペイドカードの積極的な陳列・販売が可能となった。
なお、インコム・ジャパンは、ギフトカードおよびプリペイドカードに関連した技術提供を行っており、北米を中心に25万5,000カ所の流通・販売網を構築している。2012年度においては約1.5兆円のプリペイドカード、ギフトカードを流通、販売している。インコムの最新POSA技術(InComm’s Point of Sales Activation)は、前払い式製品の販売方法を大幅に改善するとともに、製品を購入する消費者の購入プロセスを簡素化させたという。インコムは、米国アトランタを本社とし、日本、カナダ、イギリス、韓国等を含む26カ国にて展開している。