2013年9月5日9:00
2012年9月に華々しくスタートしたFacebookのプラスチックギフトカード。AmazonギフトやiTunesカードに対抗して、小売店頭のギフトカードモールで販売していたが、1年後の2013年8月、廃止を発表した。
今後はデジタルギフトに注力する。ひとつはナショナルブランドのギフトコード。もうひとつはFacebook独自のオムニギフトカード。いずれもギフトのランディングページで入手できる。
現在この2つのデジタルギフトが、ギフトカード総売上の80%を占めている。プラスチックカードのようにカード製造コストや配送コストがかからない。
単にコスト削減のためだけではない。Facebookの利用状況に応じた最適ギフトを提案するためである。イタリアンによくチェックインする人には、そのイタリアレストランのギフトカードをプレゼントできるようにする。
ギフトカードに柔軟性をリアルタイム性をもたせるために、フィジカルなギフトカードを廃止したのである。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。