2013年9月9日8:00
低コストで高機能なサービスでネットショップを支援する「MakeShop」
売上支援により導入一店舗当たりの流通額は着実に成長
GMOメイクショップの「MakeShop(メイクショップ)」は、ネットショップを構築するためのシステムをASPで提供している。導入店舗数は約2万2,000店舗。小規模のショップから大手企業まで、幅広く採用されている。2012年の総流通額は982億円で、ASP事業者として業界№1となっている。
約600機能を分かりやすく提供
最大162種類のテンプレートを用意
「MakeShop」は、「簡単」で「低コスト」なサービスを売りとしている。商品数1万店の「プレミアムショップ」、100店の「ビジネスショップ」、30店の「フリーショップ」の3つのプランを提供しており、初期費用は全プラン共通で1万500円。月額費用はプレミアムショップが1万500円、ビジネスプランが3,150円となっており、「高機能なサービスを低価格で提供できる点が強みとなっています」とGMOメイクショップ 営業戦略部 マネージャー 三田村妙子氏は強みを口にする。また、フリーショップの場合、無料で利用可能だ。
「ECサイトを独自構築したり、オープンソースのシステムを利用する場合、機能の追加コストがかさみますが、MakeShopは豊富な機能が備わっています。また、毎月10機能のアップグレードを行っているため、最新の機能を便利にお使いいただくことができます」(三田村氏)
2013年9月時点の、機能数は約600。ネットショップが、数多くの機能をどのように使いこなすのか、売り上げをどう高めていくのかを意識して機能の拡充に取り組んでいる。そのため、Webに関する専門知識がなくても、ショップの作成から受注処理、在庫管理まで簡単に行えるのが特徴となっている。
プレミアムショップおよびビジネスショップは、デザインがテンプレートで162種類用意されており、html編集で自由に独自デザインを作ることができる。また、カテゴリーやページごとの編集が可能だ。
GMO-PG、GMOイプシロンから決済サービスを選択
マルチ決済を低コストで導入可能
決済については、GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)、GMOイプシロンの2社から選択できる。両社と契約することで、クレジットカード決済、コンビニ決済、電子マネー、銀行振り込みなどのマルチ決済を低コストで導入可能だ。GMOペイメントゲートウェイの場合、初期費用が5万円~、月額費用5,000円~、決済手数料3.5%、トランザクション処理料6円/件、売上処理料6円/件で導入できる。また、電話のサポートなどを含め、カスタマーサービスも充実している。
一方、GMOイプシロンは、手数料率3.6%となっており、中小規模のショップの利用が多いそうだ。中小規模のショップの場合、立ち上げ時の決済サイクルの短縮化を希望されることが多いため、月に2回締めでサービスを提供できる点も強みとなっている。
有名サイトに売上の3.5%の手数料で出品できる「アイテムポスト」
売上アップのためのコンサルティングサービスも実施
同社が現在、力を入れているのはネットショップの売上支援だ。「アイテムポスト」では、Yahoo!JAPAN、Googleショッピング、ECナビ、価格.comといった有名サイトに売り上げの3.5%の手数料のみで出品できる。また、SEO(検索エンジン対策)管理、リスティング広告設定などの機能も充実。さらに、売上アップのためのコンサルティングサービスも実施している。そのような支援もあり、「導入一店舗当たりの流通額は成長しており、現在も伸びています」と三田村氏は胸を張る。
また、月額5万2,500円からの「カスタムメイクショップ」では、通常のカート機能に加えて、ショップの要望にあわせて機能を追加可能だ。
「ASPはカスタマイズできないというイメージをお持ちの方も多いですが、大手企業からカスタマイズの要望に対応できます。例えば、店舗管理、在庫管理、注文管理など、外部システムと連携している大型店が増えていますが、API連携など、要望に応じて個別システムを構築することが可能です」(三田村氏)
8月22日からは、ショップ管理画面上から商品の仕入れができる「かんたん商品仕入れ」サービスを開始。また、2013年は積極的にスマートフォン機能も強化している。今後も、単純にASPサービスを提供するだけではなく、ショップの売上を如何に高めるのかを重視して機能の追加、サービスの拡充を図っていきたいとしている。