2013年10月5日9:00
mPOSの先駆者であるSquareとIntuitは、これまで熾烈な加盟店獲得競争を繰り広げてきた。ところが一転、米時間で9月24日、両社が協業することになった。
両社がターゲットにしているのは、スモールビジネス。その多くは、Intuitの会計ソフトであるクイックブック(QuickBooks)を利用している。
Intuitの狙いは、クイックブック利用者に決済の利便性を提供することだった。それが実現すれば、IntuitのmPOSであるゴーペイメント(Gopayment)に固執する必要はない。
Squareの狙いは、加盟店に総合的なサービスを提供すること。既存Square加盟店には、クイックブックを利用しているところがある。Squareレジスターとクイックブックを連動し、データを簡単に統合できるようにした。
加盟店開拓はSquareにまかせ、Intuitは決済よりも会計ソフトに集中するという選択をしたようだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。