2013年10月17日8:44
公益社団法人日本フィランソロピー協会は、個人の寄付文化の醸成・普及のため、プリペイド方式の寄付専用ギフトカードシステム「ドネカシステム」を構築した。
「ドネカ(ドネーションカード)」は、プリペイド方式の寄付専用ギフトカードで、寄付行為をギフトとして贈ることができる、日本初のカードとなる。日本は個人寄付の割合が欧米諸国に比べて低いと言われているが、そこに新しい仕組みを投入し、個人の寄付文化醸成の一助となることを目指す。
株主などのドネカ利用者は、ドネカに記載されているIDナンバーを入力して専用サイトにログインし、同サイト内に登録されている寄付先団体の中から、自分が応援したい団体を選んで寄付ができる。寄付する団体は、企業の社会貢献やNPOの育成などにおいて20年の実績を持つ日本フィランソロピー協会が厳選した団体となる。
日本フィランソロピー協会では、企業から株主への優待寄付カード「ドネカ」を通じ、これまで寄付と接点のなかった人にも寄付の機会を提供できると期待している。企業の重要なステークホルダーである株主への優待特典の1つとして、来年度からの導入を提案しているそうだ。
なお、「ドネカ」の残高管理機能には凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーが協力して展開する「ギフトカードASPサービス」を使用している。