クレジットカード付帯サービスとして世界中のビジネスラウンジを提供(リージャス)

2013年10月22日8:00

ハイエンドなビジネスセンターを世界展開するリージャス
クレジットカード付帯の優待サービスを本格的に開始

近年、プレミアムカードの付帯サービスとして、その名を耳にする機会がとみに増えた「リージャス」。100ヵ国、600都市に数多くの会員制ビジネスセンターを展開する、世界最大のビジネス家具、電話、ネット、ビジネスサービスなど、すぐに業務がはじめられる環境が整ったハイレベル・レンタルオフィスを提供している会社だ。日本にも拠点が続々と増えており、ビジネスマンの利用が大幅に増えている。その魅力と活用のされ方について、日本リージャス 代表取締役 リージョナル バイス プレジデント 西岡 真吾氏に教えてもらった。

世界に広がるビジネスセンターのネットワーク
日本には40を超える拠点

リージャスのビジネスセンターは、インターネット環境の整ったビジネスラウンジのほか、ビジネス家具、インフラが整ったレンタルオフィスや貸し会議室などで構成され、その数、全世界でおよそ1,700拠点と群を抜いている。実際に拠点がある場所についても、この国にも、この街にもあるのかと驚愕させられる。西岡氏は「商用で行かれるような都市であったり駅であったり、ほぼどこに行ってもリージャスのビジネスセンターがあるとご理解いただいてもいいと思います」と自負を語る。

アジア・パシフィック地域を一例にとっても、北京やソウル、台北、シンガポールなどの主要都市はもとより、モンゴル、カンボジア、バングラディシュ、スリランカなどにも拠点網は張りめぐらされているのだとか。そのきめ細やかさは特筆だ。

日本法人の立ち上げは1998年のこと。今では全国主要都市に40を超えるビジネスセンターがある。東京や横浜、大阪などの大都市には複数のビジネスセンターが整備されており、たとえば東京では有楽町イトシア、渋谷マークシティ、新宿パークタワー、赤坂アークヒルズ、六本木ヒルズなど、ロケーションも魅力の1つだ。

「札幌から福岡まで、主要な地方都市にはビジネスセンターがございます。東京や大阪など、事業所を出す余地はまだまだ残っておりますので、さらに拠点数の拡張を考えております。数年のうちには100カ所を超える事業所数を展開する予定でおります。いずれは全都道府県に出せればなと思っております」(西岡氏)

ハイスペックなIT環境の整ったビジネスラウンジ
静寂の空間で仕事の効率を手に入れる

コーヒーショップやホテルのラウンジ、ファストフード店など、昨今はさまざまな場所にWi-Fiが導入され、ちょっとした用件ならば対処できるようになってきている。しかし当然のことながら、仕事に集中できる環境とは言い難い。音の問題はもとより、長居もしづらい。インターネットのセキュリティ、PC画面の盗み見という点でも不安が残る。

リージャス青山プラースカナダセンターのビジネスラウンジ
リージャス青山プラースカナダセンターのビジネスラウンジ

その点、リージャスのビジネスセンター内のビジネスラウンジは、ハイスペックなIT環境のなかで、静寂に守られながら時間を気にすることなく仕事と向かい合える。Wi-Fiが整備され、インターネット回線も速いので、ちょっとした調べ物はもちろん、メールでのファイル送信もストレスなく可能だ。また、セルフ式のカフェが併設されていて、コーヒーやカフェラテ、紅茶などを自由に飲むこともできる。

「リージャスはモバイルワーカーの方々に対して、コーヒーショップなどのパブリックなスペースよりも、ビジネスに最適なワークスペースとしてビジネスラウンジをご提供いたしております。有料となりますが、コピーやファックスはもとより、秘書サービスなどもお受けしております。ビジネスラウンジのご利用でも、レンタルオフィスのお客様と同様のサービスをご利用できます」(西岡氏)

ふたつの打ち合わせの間に中途半端な時間がある場合など、「会社に戻るには時間がもったいないし、喫茶店に入るより少し長めの時間が空いてしまった、というケースにもご利用しされているようです」と西岡氏は笑顔をみせる。予約なしで利用が可能だから、会社への往復に時間と労力を費やすよりも、近くにあるビジネスラウンジを活用するのが効率的だ。

使い勝手のよさは海外でも同様だ。商用での渡航時はもちろんのこと、私用の旅行の際に緊急に対応が必要な仕事が発生した場合にも、ビジネスラウンジは便利だ。ちょっと立ち寄ってすぐに仕事を始められる環境が整っているし、会社からの資料やデータをファックス等で受け取ることもできる。どの拠点にも英語が話せるスタッフがいるというのも頼もしい。

クレジットカード付帯サービスを本格的にスタート
1年間無料でビジネスワールドの使い心地を体感

そうしたロケーションのビジネスラウンジで、自分のワークスタイルに合わせて仕事ができる会員制プログラムを、リージャスでは「ビジネスワールド」と呼ぶ。リージャスは2013年5月、このビジネスワールドを、カード会社が発行するクレジットカードの付帯サービスに組み込むことができるサービスを本格的に開始すると発表した。クレジットカードの優待特典として、利用希望のカード会員へビジネスワールドを1年間、無料で提供するというものだ。

日本リージャス 代表取締役 リージョナル バイス プレジデント 西岡 真吾氏
日本リージャス 代表取締役 リージョナル バイス プレジデント 西岡 真吾氏

すでにこの優待特典を付帯しているクレジットカードもある。たとえば、クレディセゾン発行「セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」のプラチナ、ゴールド、プラチナ・ビジネスの3券種では、ビジネスワールドの「ゴールドメンバーシップ」というレベルのサービスを1年間無料で利用できる優待特典を、2011年8月から始めている。

「ゴールドメンバーシップのお客様は、世界中のリージャスでいつでもビジネスラウンジの施設をお使いいただけます」と西岡氏は説明する。ゴールドメンバーシップは、通常は月額5,040円(税込)で会員カードを持つことができ、ビジネスラウンジを何度でも何時間でも自由に利用することができる。リージャスの会員に登録して、1年間このサービスを利用するだけでも、クレジットカードの年会費をペイできてしまうからお得だ。

現在、「ダイナースクラブカード」や「シティ セレクト VISA プラチナカード」、オリコの「EX Gold for Biz S」、アメックスの「ビジネス・ゴールド・カード」などにも、リージャスビジネスワールドの優待サービスが組み込まれている。優待内容はクレジットカードにより若干異なっている。

「カード会社様とは、現在はゴールドメンバーシップ中心に提携させていただいています。国内外で実際にお使いいただいて、次年度以降も継続していただく会員様も多いですね。今後も、カード会社様ご自身がメリットを感じていていただけるような、クレジットカード会員様と我々のお客様の層が合致しているところと組んでいければと思っております」(西岡氏)

今後、多くのクレジットカードに搭載されていくであろうリージャスビジネスワールドの優待内容は、利用回制限がない通常のものとは異なり、月間の利用回数の制限を設けた特別プログラムとなる予定だ。上述のものも優待内容に変更の可能性があるため、該当するクレジットカードへの入会を検討する際は、最新情報を公式サイト等で確認したい。

選べる4つのメンバーシップレベル
自分のワークスタイルに合わせて最適なものを

ビジネスワールドのゴールドメンバーシップ会員は、ビジネスラウンジのほかに、バーチャルオフィス、貸し会議室の利用なども割引価格で可能だ。自分のワークスタイルに合わせて上手に利用している会員も多いのだという。外回りの多い営業マンや、在宅ワーカーにとっても頼もしい場ではないだろうか。

リージャス青山プラースカナダセンターのビジネスラウンジ。クレジットカードによっては、ラウンジの利用が1年間無料に
リージャス青山プラースカナダセンターのビジネスラウンジ。クレジットカードによっては、ラウンジの利用が1年間無料に

「ビジネスラウンジで仕事をして、来客時には会議室に移ってミーティング、終わったらまたビジネスラウンジに戻って仕事、という使いかたもできます。普段はご自宅で仕事をされていて、ミーティングがあるときは客先の近くのビジネスセンターを使う、という利用のしかたをされているお客様もいらっしゃいますね」(西岡氏)

さらに最近の海外の例では、ビジネスセンターの拠点以外にも、駅の構内やガソリンスタンド、ショッピングモール等に小スペースの無人のビジネスラウンジを多数展開しているという。メンバーシップカードがカードキーとして使えるスタイルだ。会員となると、こうしたサービスもあわせて利用できる。

ゴールドの上位レベルの「プラチナメンバーシップ」になると、ビジネスラウンジの利用にくわえて、個室オフィスや、シェアオフィスを利用することもできる。外出中や出張中でも、生産性を落とすことなく、機密性も保持しながら仕事に没頭できる環境が整うのだ。日数の制限なく利用するか、月に5日、あるいは10日という制限を設けるかで会費が変わってくる。

そのプラチナやゴールドを含め、メンバーシップには4つのレベルが用意されている。さらに「外部のお客様が会議室のみ、時間や日にち単位でご利用いただけるタイプもございます」と西岡氏。クレジットカードの優待特典として、規定の期間、対象サービスを利用して気に入れば、翌年からはメンバーシップのレベルを変更することもできる。使い心地を体感しながら、自分のワークスタイルに合ったものを探ってみてはいかがだろうか。

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