2013年11月6日8:00
8つの魅力を1枚に凝縮した「JCB EIT」
ポイント常時2倍で、選べるカード券面が人気
年会費無料、リボルビング払いの初回の金利手数料が無料など、多彩な魅力を兼ね備えた「JCB EIT(エイト)」。“あるとき払い型”で人気を博した「Arubara(アルバラ)」の後継カードだ。保険による補償を手厚くし、パワーアップした形で誕生したのは2010年11月のこと。2012年6月には新たなカードデザインが追加され、券面の選択性もさらに広がった。
年会費永年無料をはじめとする8つの魅力
Oki Dokiポイントはいつでもどこでも2倍
その名があらわすとおり、「JCB EIT」には8つの大きな魅力がある。そのひとつが【永年無料の年会費】。本人会員はもちろん、家族カード会員も年会費が永年無料となっている。ETCカードについても永年無料だ。
さらにうれしいのが、【Oki Dokiポイントが2倍】であること。JCBのポイントサービス「Oki Dokiポイント」のポイントが、通常のJCBカードの常に2倍貯まるのだ。「国内・海外にかかわらず、どのお店で買い物しても常時ポイント2倍です。かつ、年会費は無料ですから、ポイントを貯めたい方には有効だと思います」と、ジェーシービー カード事業統括部門 ファイナンス企画部 ファイナンス推進Iグループ 木村美穂氏は胸を張る。
Oki Dokiポイントの利点は、1回ごとの買い物額ではなく、ひと月の利用分すべてを合計してからポイントに換算されるところ。1回の買い物額が1,000円以下でも、複数回買い物していれば合算されるから、切り捨て分が少なくなる。1,000円ごとに2ポイント貯まり、ポイント還元率は約1%だ。JCBが展開するポイント優待サイト「Oki Dokiランド」を利用すると、さらにポイントが上乗せされるから、ショッピングに上手に活用したい。
初回の金利手数料が無料のリボ払いカード
月々の支払い金額の設定はフレキシブルに変更可能
さて、「JCB EIT」の8つの魅力のなかでも、カードの特性を端的にあらわしているのが【初回手数料無料のショッピングリボ払い】だろう。「JCB EIT」はリボ払い専用のカードとなっている。ご存知のとおり、リボ払いとは、毎月の支払い金額が設定の金額に平準化され決済サービスだ。リボ払いには手数料がかかるからと敬遠する向きもあろうが、このカードで支払えば、初回手数料が無料となるのは特筆だ。
さらに、毎月の支払い金額(設定金額)を自分で自由に指定することができるため。懐具合にあわせて、その都度、1,000円単位で支払い金額をコントロールできるのだ。木村氏は「お客様のライフスタイルに合わせて設定金額を調整することができます。このようにお支払い金額をコントロールできる特性をもつカードは、JCBではこの『JCB EIT』だけです」と説明する。
新生活準備で物入りな月や、結婚式などイベント続きで出費がかさむ月にも、支払い金額が膨らまないリボ払いの仕組みは重宝だ。ただし、2回目の支払いからは金利手数料が上乗せされる形となる。ボーナス月など余裕のある月には、新規のショッピング利用分が一括決済されるように設定を高めにしておけば、手数料は発生しない。実質的な1回払いとなるうえに、ポイントは2倍貯められるのだ。こうしたカード特性を上手に味方につけたい。
「リボ払いに手数料はかかるのは事実ですが、上手く使えば便利な支払い方法だと思っております。さまざまな層のお客様に、『JCB EIT』の使い勝手のよさが広がればいいなと思っております」と木村氏は微笑む。
設定金額の変更は、会員専用のwebサービス「MyJCB」から簡単に手続きができる。また、フリーダイヤルのテレホンサービスでも24時間、年中無休で対応している。変更締切のタイミングは、引落し口座に指定している金融機関により多少異なるものの、その月の利用金額を確認してからでも間に合うから安心だ。月々の締切日は、JCBのサイトで確認できる。
年会費無料でも手厚い保険、補償が付帯
ファーストカードとして安心のスペック
さて、年会費無料のクレジットカードに【最高2,000万円まで補償する、海外旅行傷害保険(自動付帯)】【年間最高100万円まで補償する、ショッピングガード保険(国内・海外)】といった保険が付帯されているケースは珍しいだろう。国際ブランドJCBのカードを海外渡航時にも安心して使える仕様が、きっちりと装備されている。
木村氏は、「この2つの保険は、『JCB EIT』の前身カードであるArubaraには付帯していませんでした。『JCB EIT』のメインターゲットである若年層の方にファーストカードとして手にとっていただいたときに、メインカードとして持ちやすいカードにしたかったんです。JCBのカードを知っていただく最初のきっかけになればいいな、という思いがありますね」と開発当時を振り返る。
ユーザーへのそうしたサービスの還元を可能にしている理由の1つが、ペーパーレスによるコストダウンだ。紙の申込書をなくし、入会はオンライン限定。また、入会後も紙も明細書ではなく【WEB明細サービス】自動登録となる。月々の利用代金はいち早くeメールで知らせてくれるので明細を確認するヒマのない忙しい方にも安心のサービスだ。
Webから入会手続きをする人は、もしかしたらインターネットで買い物をする頻度も高いかもしれない。オンラインショッピングで覚えがない請求があったとしても、【インターネットショッピングも安心な、JCBでe安心制度】が付帯されている。
選べる6種類のカードデザイン
便利なQUICPay一体型は3券面
「JCB EIT」の8つの魅力のうち、最後の1つが【見せるのがうれしい、スタイリッシュなカードデザイン】だ。個性的なカードデザインが6種類ラインナップされ、入会時に好みのものを選べるようになっている。カード誕生時は3券面からのスタートだったが、2012年に大人っぽいシンプルな雰囲気のものが追加されたことで、選択の幅がより広がった。
現在の一番人気は、シックな[ブラック]なのだとか。マット加工の券面にはプレミアムカードを思わせる高級感が漂い、男性ビジネスマンでも財布に入れやすいデザインとなっている。この1枚が、若年世代のみならず、より広い年齢層にまで支持を広げる起爆剤ともなった。
「[ブラック]ができて男性会社員の方のご入会が増えましたね。30代、40代の男性を中心に、約3割の新規入会者様にお選びいただいております。QUICPay搭載なので、より人気が出ているのかなと思います」と木村氏は分析する。QUICPay搭載型カードは[ブラック]を含む3券面から選べる。コンビニエンスストアなどでの小額決済にもこの1枚で対応できて便利だ。カードをかざすだけで支払え、ポイントも2倍貯まるのが嬉しい。
カードデザインは表面だけでなく、実は裏面もそれぞれに異なる凝りようだ。木村氏は「ホームページで券面にカーソルを合わせると、くるくると回って裏面も見られるようになっていますよ」と教えてくれた。女性に人気が高いのは、裏面がピンク色の[ドット]だという。パソコンの画面上では質感まではなかなか伝わりにくいものの、QUICPay搭載型の[ステッチ]は裏面がラメになっていて可愛らしい。
選ぶ楽しみが広がり、その魅力にいっそうの奥行きが増した「JCB EIT」。ライフスタイルに合った支払い計画を上手に組みつつ、ポイントは効率的に貯めたいというかたにはフィットする1枚だろう。
取材(2013年10月):ペイメントナビ編集部 池谷貴