2013年12月9日12:49
博報堂グループのiichiと、スマートフォン決済サービスを提供するSquareは、日本の手仕事文化を担う手作り工芸作家の作品販売を支援し、ものづくりを行う個人事業主のビジネス市場を広げていくことを目的とした「Square体験プログラム」を開始すると発表した。両社では、「Square体験プログラム」をきっかけに、日本国内で約10万人規模ともいわれる個人作家の事業支援を行う。
iichiが運営する手作り工芸の通販サイト「iichi(いいち)」には、現在約8,000名の個人作家が登録。今回の「Square体験プログラム」では、iichiに登録している作家であれば、誰でもiichiのサイト上から「Square」のクレジットカードリーダーを無料で申し込むことができるという。また、作家の展示会や店舗で実際にSquareを利用した感想を募集し、他の作家の参考となるようiichiのサイトで紹介する。
「Square」は、2009年から米国Square,Inc.が展開するサービスで、スマートフォンやタブレット端末上でクレジットカード決済を行えるモバイル決済サービスとなる。現在、北米では、個人事業主から企業まで数百万以上の加盟店が「Square」を使い、年間の推定取扱高は150億米ドル(およそ1兆5,000億円)となっている。