2014年4月14日13:57
ビザ・ワールドワイド(Visa)は、2014年4月14日、B2B(企業間取引)専用決済システム「Visa Business Pay」のサービス提供を開始すると発表した。同システムは、B2B のカード決済ならびにオンライン化推進を目的とし、請求・支払業務の一元化、さらに電子データ化による業務の効率化を図ることを可能にする。利用にあたっては、サプライヤー企業がVisa加盟店となり、バイヤー企業がVisaカードを使用することで、同システムを通じて代金の請求と決済が電子的に行われる。
Visa加盟店(サプライヤー企業)のメリットとしては、請求書の作成・発行もオンラインで完了するため、請求書発行・発送にかかるコストが削減可能だ。また、Visaカード会員がカード決済すると自動で決済完了確認メールが届くため、銀行口座への入金データと請求データとの照合が容易になり、回収業務が簡素化するという。さらに、個別のID番号でVisaカード会員との取引を進めるため、カード番号やパスワードの管理が不要になる。
Visaカード会員(バイヤー企業)のメリットとしては、カード決済が可能なため、銀行振り込みの手間が省けるという。また、すべてのVisaカード利用を対象としているため、法人カードのみならず、個人事業主の方は個人カードでも利用可能だ。さらに、PCのみならず、スマートフォンや携帯電話にも対応しているため、外出先からも支払いや確認作業が行える。加えて、手持ちのPCから利用可能で、登録料、システム使用料は不要だ。