2014年4月23日8:00
アトスの「Worldline(ワールドライン)」は、オンライン、オフライン、NFCといった決済サービスを提供している。世界26カ国でサービスを展開。年間4億5,000のトランザクションを扱い、2,300万ユーロの利益があるそうだ。現状、日本ではサービスを展開していないが、パートナー経由で展開する可能性もあるという。
同社では決済処理ごとの手数料収益がベースとなるが、「現在、100パートナーと取引しており、リアルでの決済処理で50%を占める国もある」と同社 モビリティプロダクト&ポートフォリオマネージャーモビリティコンピテンスセンター Tempos21 Ricard Sala氏は説明する。特に、フランス、ドイツ、ベルギーといった地域では高いシェアを誇るという。
同社では、スマートフォンと連携したmPOSのソリューションも提供。すでにベルギーでは4万5,000店舗に読み取り端末を提供しているそうだ。
また、NFCについては、フランスのキャリアであるOrangeと連携してサービスを展開した実績がある。現状、NFCスマートフォンを使った決済サービスは当初の期待ほど普及していないが、例えば、スペインでは金融機関が店舗にNFC対応の読取端末を積極的に設置しているため、今年は普及が進むと期待している。