2014年10月20日10:00
イオンと名古屋市は、市民生活の幅広い分野において「地域の活性化や、市民サービスの向上に向けた協働の取り組み」を実施することを目的として、「包括連携協定」を締結したと発表した。
具体的には、地域防災力の向上のほか、子どもや若者の支援、イオン店舗での名古屋めしや観光のPRなど、幅広い分野において、それぞれの持つ資源を有効に活用しながら、協力して事業を展開していくという。
協定に基づく取り組みの第1弾として、イオンは名古屋市の防災・減災啓発キャラクター「ジィジョ」をデザインに使用した「防災・減災都市なごやWAON」を発行する。「防災・減災都市なごやWAON」は、名古屋市のご当地WAONカードとしては「名古屋城WAON」に次ぐ2枚目で、2枚目のWAONカード発行は政令指定都市で初事例となる。
まずは、愛知県、三重県、岐阜県、静岡県、長野県のイオン70店舗、名古屋市内および近隣のマックスバリュ33店舗で販売を開始し、その後、順次全国のイオンで販売する。カードの販売目標は初年度3万枚。
同カードを利用して全国のWAON加盟店で決済された場合、その金額の一部をイオンから「消防・防災事業寄附金」として名古屋市に寄付し、名古屋市が災害に強いまちづくりに役立ててもらうそうだ。なお、防災対策を目的としたカードの発行は全国初の事例となる。
そのほかに、港区におけるイオン3店舗合同の津波避難訓練の実施などを予定している。
なお、今回の協定は、名古屋市が企業と締結する包括的な協定としては2例目、イオンが自治体と締結する包括的な協定としては70例目となった。