京都市交通局がBeaconで交通インフラを支援するサービスの運用開始(アプリックス)

2014年10月31日16:42

アプリックスIPホールディングスは、同社のBeaconが、京都市交通局の京都市営バスに設置され、京都市交通局と公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)が共同開発したアプリケーションと連携することで、世界初となる「Beaconを活用して、バスの接近を通知する」サービスの実運用が開始されたと発表した。

バスに設置されたBeaconのイメージ(出典:アプリックスのプレスリリース)
バスに設置されたBeaconのイメージ(出典:アプリックスのプレスリリース)

京都市交通局では、アプリックスのBeaconを特定路線の特定バスに設置し、バスが近づいたことを停留所に設置した専用ディスプレイに反映させる実証実験を実施。成果があったことからアプリックスのBeaconが全788台のバスに設置され、京都市交通局とASTEMが共同開発・運用してきた「ポケロケ」を応用したアプリケーションと連携することで、バスが近づいてきたことを停留所のディスプレイに反映、バスを待っている利用者にバスの接近を知らせることができるサービスの実現を可能にした。

京都市交通局では、以前から市内約300箇所のバス停に無線方式バスロケーションシステムを導入していたが、今回導入するバスロケーションシステムはこれまでとは全く異なり、アプリックスのBeaconを活用することでバスの接近を通知するサービスとなる。同サービスは当初数箇所のバス停で開始され、年度内には60箇所のバス停に専用ディスプレイが設置され、同サービスの適用範囲が順次拡大されていく予定だ。

今回、京都市営バスに採用されたアプリックスのBeaconは、iBeacon licensed technologyを用い、商用利用向けBeaconの必須機能である位置測位の精度向上と端末の負荷を軽減する通信方式を採用し、電子認証によるセキュリティ機能などを備えるBeaconとなっている。

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