2010年8月21日9:00
デビットカードの普及率や稼働率をあげたい、というのはカード発行会社であれば当然のこと。この課題を解決するもっとも効率的な方法は、即時発行である。
銀行の窓口で口座開設とともに、デビットカードをその場で受取ることができれば、窓口からの帰り道でもカードを使うことができる。
カード稼動率をあげるためには、初回利用をいかに早く、いかに習慣化できるかがポイントとなる。カードを郵送すると、そのままタンス在庫となってしまうことが多い。
2009年に即時発行サービスを提供したカード発行会社は35%になった。これは前年の28%より7%も増えている。米オンラインデビットのパルス(pulse)の調査による。
今後即時発行サービスの導入を計画している会社も26%から36%に増えている。
パルスによると、即時発行のコストは高いが、収益性を高め、顧客満足度も高めることができる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。