ポーランドのザホドニWBK銀行が指静脈認証ソリューションを採用(日立)

2015年6月9日14:49

日立製作所の欧州における現地法人であるHitachi Europe Ltd.(日立ヨーロッパ社)は、このほどポーランド共和国の大手金融機関であるBank Zachodni WBK(ザホドニWBK銀行)に指静脈認証ソリューションを納入したと発表した。ザホドニWBK銀行は、2015年4月からルビン市、6月からワルシャワ市の一部店舗において指静脈認証技術を試験導入し、個人の利用者が指だけで本人認証および決済の承認処理を行えるようになる。

ザホドニWBK銀行は、日立の指静脈認証ソリューションの導入により、セキュリティの強化や店舗での取引の迅速化、お客さまの利便性向上ならびに紙使用量の削減を図るという。

現在、同ソリューションはザホドニWBK銀行のルビン市の支店で試験運用されており、同支店の利用者は、指静脈認証装置とタッチパネル式のモニターを使用して、自身の指静脈による本人認証と決済の承認処理を行うことが可能になる。また、同意した取引書面の写しは利用者へ自動的に電子メールで送付される。

なお、日立の指静脈認証装置は、日本の金融機関で利用される生体認証システムの約8割に採用されており、ポーランドの銀行業界においても2010年から採用されているそうだ。また、指静脈認証技術は、銀行では主に店舗での取引、カードレスでのATMからの現金引き出し、オンラインバンキングサービスにおける電子署名・認証に使用されている。

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