2015年8月5日14:38
PayPal Pte. Ltd.(ペイパル)は加森観光が運営する北海道最大級のオールシーズンリゾート「ルスツリゾート」の海外版オンラインサイトに、ペイパルが導入されたと発表した。これにより急増する訪日観光客がオンライン予約・支払時にペイパルを利用して決済することが可能となる。
日本政府観光局(JNTO)によると、日本を訪れる外国人訪日観光客は2012年の836万人から2014年には1341万人に増加しており、2015年も上半期(1月~6月期)においてすでに914万人と昨年と比べて46%増加している。また、北海道においても、2012年度に79万人だった外国人訪日観光客は2013年度には115万人と伸びている。
ペイパルは世界203の国と地域で1億6,900万人以上が100通貨以上で取引を行っているネット決済サービスとなる。
海外ユーザーがペイパルを選ぶ理由は大きく2つあるそうだ。一点目は、安全性で、カード情報など決済情報をショップやホテル側に共有しなくても決済が可能なため、ハッキングがあったとしても本人のカード情報は流出せず、不正利用などがあった場合でもペイパルによって全額が保護される。また、20言語、24時間365日対応のカスタマーサポートも利用可能だ。二点目は、利便性となる。ペイパル決済ではIDとパスワードを入力するだけで、名前・住所・カード番号といった情報の再入力を軽減できる。
なお、今回ルスツリゾートにおけるペイパル導入は、ブッキングエンジンサービス「ファストブッキング」を経由しており、同サービスを利用しているホテルであれば、同様にペイパルを導入することが可能だ。