2015年10月15日19:47
ソニーは、2015年10月15日、インドネシア最大の通信事業者であるPT Telkomunikasi Indonesia(テレコムインドネシア)とICカード(スマートカード)システムのパートナーシップに関する「Memorandum of Understanding (MOU):基本合意書」を締結したと発表した。同日にソニーとテレコムインドネシアは、インドネシアで記者会見を行った。
両社では、ソニーのFeliCa ICカード技術をベースに「NFC Common Platform(NFC共通プラットフォーム)」を構築し、同プラットフォームの導入を進めていく。インドネシアの公共交通機関、小売店、学校などにおいて、カードや携帯電話を使用したシステムの導入を進めることで、同国の人々の生活をより良いものにしていきたいとしている。
「NFC Common Platform」は、サービスプロバイダ向けのオールインワンのパッケージとなる。電子マネーの決済処理、セキュリティアクセス、ロイヤリティサービスなど、アプリケーションの導入を容易にするという。
このMoUの最初の取り組みとして、テレコムインドネシアとともに、インドネシア第三の都市であるバンドゥン(Bandung)のバスで自動収受システムの検証を行う。
ソニーでは、日本や香港をはじめ、数多くのサービスで蓄積した豊富な経験を活用することで、インドネシアにおける輸送や電子決済において、NFC対応のモバイルサービスを進めていく。