2010年8月27日18:14
ビザ・ワールドワイド(Visa)は8月26日、インターネットショッピング利用者のセキュリティ意識と本人認証サービスの利用に関する調査の結果を発表した。同調査は半年以内にネットショッピングを行っており、クレジットカードを所有している全国の20歳から59歳の男女1,000人を対象に行ったもの。
まずネットショッピングの利用手段に関する調査では、「パソコンからのみ」の利用が約85%、「パソコン・携帯電話両方から」が約15%の結果となった。また、携帯電話でのネットショッピング利用者の51.3%が、「携帯電話でのクレジットカード決済に不安を感じる」と回答している。
本人認証サービスの携帯電話向けサービスの利用意向では、携帯電話でのネットショッピング利用者の3人に2人が「利用したい」と回答した。また、クレジットカードが使えるeコマースサイトではクレジットカード決済が多い人は84.8%と高い数字となった。
ネット上でのクレジットカード決済への不安感の調査では、利用者の39.1%が「ネットショッピングのカード決済に不安を感じる」と回答。特に本人認証サービスを知らない人ほど不安感が高い結果となった。カード決済に不安を感じる人のなかでは、7割が「本人認証を確実に実施する方法があればクレジットカード決済をするようになる」と回答している。
本人認証サービスの認知に関する調査では、「本人認証サービスを使ったことがある」人は17.6%、「内容は知っているが使ったことがない」人は9.9%。「知らなかった」人と「見聞きしたことがあるが内容まで知らなかった」人を合わせると、本人認証サービスの内容まで認知していない層は72.5%にのぼり、本人認証サービスの認知向上とサービスの利用拡大に向けた課題が浮き彫りになっている。