2015年12月7日20:15
デジタルガレージ(DG)の子会社で、決済事業を手がけるベリトランスは、旅行代理店事業を展開するさくら観光の高速バスの電話予約時の決済方法に、2015年12月7日から、音声自動応答によるクレジットカード決済ASPサービス(IVR決済ソリューション)の提供を開始すると発表した。交通機関・旅行関連予約サービスでのIVR決済ソリューション導入は、Spring Japan(春秋航空日本)、旅行会社 ダイナスティーホリデーに続いての導入になる。
さくら観光では今回、高速バス・夜行バスサービスの電話予約時のクレジットカード支払い用途にIVR決済ソリューションを導入する。電話予約でのカード決済受付は通常、受電したオペレーターが直接クレジットカード情報を聞き取るため、カード情報の入力ミスや漏洩・紛失リスクがあるという。さくら観光ではこれまで、電話予約でのクレジットカード決済の提供は行わず、コンビニ決済・ペイジー決済の提供に留めていきたが、今回のIVR決済ソリューションの導入により、電話予約を希望する消費者は支払い方法のバリエーションが増え、オペレーターを介することなくその場でクレジットカード支払いが完了する。
さくら観光では、セキュリティを担保しつつ顧客利便性を高めることができ、電話時に対応支払い方法がないため離脱していた約3割の顧客層の取込みが可能になると期待している。
なお、ベリトランスのIVR決済ソリューションは、TV・カタログ通販や予約サービス等、消費者が電話で商品やサービスを購入する際、クレジットカード決済を希望すると、オペレーターから自動音声に切り替わり、消費者が自らカード番号を入力し決済を完了させることが可能なASP サービスとなっている。