2016年4月11日9:00
いまフィンテック分野での注目株はロボアドバイザーだ。ライフプランや退職後の蓄え、投資信託などの投資をロボットがアドバイスするサービスに、投資が集まっている。
ニューヨークに本拠をおくベターメント(Betterment)は、1億ドルを調達。時価評価が7億ドルになった。1年前に6,000万ドルを調達した際の時価総額は4.5億ドルだった。
ベターメントの顧客は15万人。ロボアドバイザー機能を使って35億ドルを投資している。利用料は1万ドルの投資残高で月間約3ドル。既存投資サービスの平均価格は月額8ドルだ。
今回調達した資金は、スモールビジネス向けのサービス開発や、口座管理、アルゴリズムの精度アップなどに使う。