2016年5月12日15:12
2016年5月13日まで、東京・有明の東京ビッグサイトで「JAPAN IT WEEK 2016 春」(主催:リードエグジビション)が開催されている。会場では、決済関連のサービスも展示されている。
ソニーペイメントサービスのブースでは、同社の非対面取引向け決済代行サービスを紹介。越境ECにおいて注目される多通貨決済サービスでは、150通貨に対応している。また、新たなソリューションとしてBtoB(企業間)決済サービスもPRした。なお、同社ではセキュリティ面で強みがあり、「認証アシストサービス」での国内チャージバック率は0.002%以下と圧倒的に低いそうだ。
ネットプロテクションズは、年間1,000億円を超える流通金額を誇り、2万3,000店、7,000万人の利用実績を上げている未回収リスク保証型後払い決済のパイオニアだ。同社では、請求書の発行や督促業務を代行し、利用者の支払い状況にかかわらず、代金を立て替えて入金する未回収リスク保証型決済サービス「NP後払い」や訪問サービス業を対象とした「FREX B2B後払い決済」を紹介した。
電算システムのブースでは、ビリングシステムがスマートフォンのQRコードを活用したマルチ決済サービスを紹介した。同社では、Tenpay Payment Technology Co., Ltd.(Tenpay)の「微信:WeChat(SNS型コミュニケーションアプリ)」および「QQ(インスタントメッセンジャーサービス)」、中国の北京新空気網絡科技股份有限公司(本社:北京)と、銀聯カードを用いたモバイル決済サービスの提供で提携。中国などからの旅行者が日本の加盟店において、スマートフォンで決済できるサービスを提供している。
エクスチェンジコーポレーションは、メールアドレスと携帯電話番号を利用して決済でき、コンビニで支払いが可能なオンライン決済サービス「Paidy(ペイディー)」を紹介。決済時の本人確認はメールアドレスと携帯電話番号を入力後、SMS(ショートメール)もしくは自動音声で案内する認証コードで実施するという。なお、利用者からの代金回収リスクはエクスチェンジコーポレーションが保証する。
米国・ニューヨークに本社を置くPayoneerは、海外から外貨で代金を受け取り、国内の銀行へ日本円で送金できるサービスを行っている。パートナー企業サービス、グローバル決済サービス、請求サービスを提供。請求サービスでは、銀行振り込み、クレジットカード、eCheck(米国)での支払いを選択できる。グローバルなパートナーとしてはAmazonやGoogleが名を連ねている。
なお、会場には「Fintech/決済ゾーン」も登場。複数の企業がスマートフォンと連動可能なモバイルPOSの展示を行っていた。
ネットマイルやAmazonでは法人向けのギフトサービスをPRした。企業はインセンティブやノベルティとしてギフトサービスを活用できる。
TIプランニングのブースでは、カード決済やセキュリティの動向を紹介した無料の啓蒙書「カード決済&セキュリティの強化書」を配布している。また、カードビジネス(決済、カードセキュリティ、ポイントサービス、FeliCa/NFC)の動向を凝縮した新刊「カードビジネス年鑑」やペイメントナビの会員制度「Paymentnavi Premium Club」等についても紹介している。