2016年5月29日9:00
2012年8月、鳴り物入りでスタートしたジョイントベンチャーMCXが、独自展開を中止することになった。
MCXはウォルマートやターゲット、シェル石油、ダンキンドーナツなどの大手流通・飲食が参画したコンソーシアム。グーグルやモバイル会社に顧客を取られるのでは、という危機感から立ち上げた独自モバイル決済提供会社だ。
サービス名称はカレントシー(CurrentC)。ほとんどのモバイル保有者が利用できるバQRコード決済で、顧客利便性を高めようという狙いがあった。
2015年10月、オハイオ州コロンバスでパイロットを実施したが、その結果は芳しいものではなかったようだ。MCXは30名のスタッフをレイオフする。
今後はChase Payなど、銀行の独自モバイル決済の黒子としてマーチャント開拓やソリューションを提供する。