2016年6月24日20:20
凸版印刷とリンク・プロセシングは、タブレット端末と有線接続したカードリーダーを活用し、クレジットカードなどの申込受付とその際必要な口座振替設定をタブレット端末内で完結させる「モバイル口座振替サービス」の提供を2016年6月中旬より開始すると発表した。
同サービスは、クレジットカード申込等の際に、利用者の申し込み情報と付随する口座振替情報をその場で連携させることができる。具体的には、申込アプリから口座振替設定アプリを呼び出し、タブレット端末に接続したカードリーダーにキャッシュカードをスワイプし暗証番号を入力してもらうことで、契約金融機関からの受付結果を反映した口座振替情報を取り込むことが可能だ。これにより、申込アプリで入力した申込情報と付随する口座振替情報を一元化して取得できるようになる。
タブレット端末に接続するカードリーダーは、従来のモバイル決済端末に比べ安価な専用端末を使用する。加えて、モバイルプリンタのBluetooth接続により、口座振替契約受付確認書のジャーナルを出力することもできるという。
想定価格は、初期導入費250万円から、月額運用費25万円からとなる(端末費用、端末管理料、口座振替処理費用等別途必要)。
凸版印刷は、ペーパーレス申込システム「SpeedEntry plus」と合わせて拡販を強化していくとともに、両社は同サービスをクレジットカード会社に加え、引落し口座として金融機関の口座振替設定が発生する各種サービスを提供する業界に展開し、2016年度に関連受注も含め2億円の売上を目指す。