2016年8月31日8:00
「Visaプリペイドカード」をベースに法人向け「オリジナルギフトカード」を提案
「ベネフィット・ステーション 会員証」もVisaプリペイド機能搭載型に切り替え
福利厚生代行サービス「ベネフィット・ステーション」を展開するベネフィット・ワンは、ジャックスと組んで、「Visaプリペイドカード」をベースとした2つの取り組みを進めている。1つは、社員や株主に報奨品や記念品などとして配布する「オリジナルギフトカード」の提案。もう1つは、Visaプリペイド機能を付加した「ベネフィット・ステーション 会員証」の発行だ。取り組みの成果などについて話を聞いた。
法人に向けてオリジナルのギフトカードを提案
周年記念や株主に配布するなど活用
ベネフィット・ワンは、福利厚生代行サービス「ベネフィット・ステーション」を展開。スポーツ、トラベル、育児・介護、住宅、学びなど幅広いサービスを、国内の6,400を超える企業・団体に提供している。
同社は2015年4月より、ジャックスと業務提携し、「Visaプリペイドカード」をベースに企業の「オリジナルギフトカード」を作成するギフトカード事業を開始。「ベネフィット・ステーション」加入企業を中心に、サービスを提供している。
ギフトカードの使われ方は、例えば周年や永年勤続の記念品として社員に配布したり、株主優待特典として株主に配布したり、契約やアンケート回答のお礼などとして顧客に配布したりと、企業やシーンによってさまざまだ。額面は1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、1万円から選び、あらかじめチャージし、アクティベートした状態で相手に贈る、無記名、個人認証不要の使い切りタイプとなっている。
デザインは、券面を自由に使え、100枚から発注可能な「フルカスタマイズ」と、用意されたデザインに企業ロゴやメッセージをはめ込んで作る、50枚から発注可能な「パターンオーダー」の2種類から選択できる。
「単に金銭的なベネフィットを提供するだけでなく、オリジナルのカードを作成することで『ブランド構築にも繋がります!』と提案しています」(ベネフィット・ワン 金融事業部 カード事業グループ長 宮島晴之氏)
「Visaプリペイドカード」を採用したのは、オリジナルデザインに対応していることに加え、国内・海外合わせて3,800万のVisa加盟店で利用できる汎用性の高さを評価してのことだ。ベネフィット・ワン 金融事業部長 有田慎一氏は、「リアル店舗のみならず、ネット決済にも利用できます。また、ブランドイメージの高さも選定のポイントになりました」と口にする。同社は同事業で、2018年3月までに、取扱高30億円を達成することを目指している。
「ベネフィット・ステーション」会員証にVisaプリペイド機能を付加
150万枚を切り替え、今期200万枚を発行へ
「オリジナルギフトカード」事業と並行して、もう1つ、同社がジャックスとの提携によって進めている「Visaプリペイドカード」活用プロジェクトが、全国406万人の「ベネフィット・ステーション」会員の会員証に、Visaプリペイド機能を付加することだ。2015年9月より順次、会員証をVisaプリペイド機能付きのプラスチックカードに切り替えており、2016年4月時点で約150万枚の切り替えが完了。今期中には更に50万枚を発行し、計200万枚を超える計画だ。
※「プリペイドカード&ギフトカードガイドブック」から一部抜粋