2017年2月10日19:48
ローソンは、2017年1月24日から、中国螞蟻金融服務集団(アントフィナンシャル = Ant Financial)傘下のモバイル決済サービス「支付宝(アリペイ:Alipay)」の取り扱いをローソン全店舗(約1万3,000店)で開始したが、1月24日~2月5日までの13日間の利用状況を集計して発表した。
中国の大型連休「春節」(旧正月、今年は1月27日~2月2日)前の導入もあり、1日あたりのアリペイ利用件数がほぼ一貫して上昇し、2月5日までの累計利用件数が5万2,000件を超えた。
観光客数の多い札幌、東京、大阪、京都、福岡、沖縄にある店舗を中心に、利用実績のある店舗は全店舗の約3割を占め、全47都道府県に及んだ。
平均客単価は800円~900円で、ローソン全体の客単価の約1.6倍となった。購入商品は牛乳やおでん、肉まん、飲料水など、日本滞在中に消費される商品が中心。そのうち、品質に対する評判が高く、朝や夜のホテルなどでの飲用が多いことから、牛乳が一番多く購入される商品となった。
なお、ローソンでは免税サービスや外国人に対応した決済手段の拡大、一部商品への英語表記の追加など、新規サービス導入や言語対応を進めている。