2017年3月3日14:43
大日本印刷(DNP)は、プリペイドカードの残高管理を行う「DNPハウスプリペイド決済サービス VALUE TACTiX(バリュータクティクス)」に、「ハウジングサービス」と「専用環境サービス」の2つの専用サーバーコースを新設すると発表した。これまで共用サーバーによるクラウド型のサービスを提供してきたが、大手流通業を中心として専用環境で運用したいとのニーズに対応し、2017年3月1日に開始する。
VALUE TACTiXは、プリペイドカードの残高管理を行うクラウド型サービス。店頭のPOSまたは専用端末でプリペイドカードでの決済(残高の減算)や入金(残高の加算)が行えるほか、パソコンやスマートフォンなどから会員向けWebサイトにアクセスして残高を確認することが可能だ。
ハウジングサービスは、DNP柏データセンターにおいて運用する。専用環境サービスでは、専用環境による高品質なサービスを安定的に提供するという。また、従来から提供する共用サービス(相乗り型)では、主に年商5,000億円未満の企業に向けて、低コスト・高品質なサービスを行っているそうだ。
DNPは、ネットショップとリアル店舗における生活者の決済情報(ポイント・決済などの購買データ)を顧客情報と連動させて管理し、販促や店舗への送客に活用する「決済連動マーケティング」の各種プラットフォームを提供している。その一環であるプリペイド決済のプラットフォームである「DNPハウスプリペイド決済サービス VALUE TACTiX」を、流通業を中心に提供し、2020年度に30億円の売上を目指す。