2017年7月28日20:22
ウティマコは、同社の「CryptoServer CSe HSMプラットフォーム」について、PINトランザクション・セキュリティーのハードウエアセキュリティモジュール・バージョン2(PCI PTS HSM V2)への準拠を達成したと発表した。
ウティマコのCryptoServer CSe HSMはカード決済システムのセキュリティを確保すべく設計されており、積極的な改ざん防止機能を備えたセキュリティプラットフォームとして、顧客のPIN番号やカード所有者のデータなど、暗号鍵その他の機密情報を保護するという。また、ウティマコはオープン決済APIも提供しており、ベンダーはフルカスタマイズが可能なHSMにより、変化を続ける決済業界のニーズに対応できるほか、カスタマイズしたファームウェアソリューションの認定にも役立つという。
今回の認定により、ウティマコのHSMを使用する銀行やクレジットカード会社は、EMVチップ技術採用の決済カードを発行時に、またPINの処理やカードの検証、カード製造、ATM取引などの決済プロセスを行う際に、これらの取引をセキュアかつ効率的に行うというメリットを得ながら、基準に遵守することが可能だ。