2017年10月2日13:00
ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下のiBankマーケティングと沖縄銀行は、このほど沖縄銀行が構築するオープンAPIを活用して、iBank社が運営するスマートフォン専用アプリ「Wallet+(ウォレットプラス)」の導入および金融サービスプラットフォーム「iBank」事業への参画に向けた協議を開始する基本合意を締結した。
スマートフォン専用アプリ「Wallet+」は、2016年7月に福岡銀行の口座利用者向けにサービス提供を開始し、今秋には、FFGのグループ銀行である熊本銀行および親和銀行向けにもサービス提供を開始する予定だ。
提携金融機関の口座を登録することで、口座残高や収支の明細が確認でき、アプリ内で貯蓄専用の口座を開設して貯蓄ができる金融機能をはじめ、お金にまつわる情報コンテンツの配信やパートナー企業から提供されるお得なクーポンの提供といったサービスにより、23万ダウンロードがあるそうだ。
同提携では、iBank社が運営するスマートフォン専用アプリ「Wallet+」を沖縄銀行の口座保有者(個人)が利用できるようにサービスの導入に向けた検討を進めると共に、iBank社のさまざまなマーケティングソリューションを活用して、各種金融サービスの利用促進や地域のパートナー企業(法人)への送客機能等を提供するそうだ。
なお、同取組みは、オープンAPIを活用したFinTechサービスの連携として、国内金融機関としては初めての⽣体認証を活用した本格的な更新系APIによる貯蓄専用口座の開設や口座間の資金移動およびローンの借入・返済を可能にするものであり、沖縄銀行のオープンAPIを活用した金融サービス提供の第1号案件であるとともに、iBank社にとってもFFGグループ外の金融機関へのサービス提供は初めてとなる。