2018年2月8日22:06
西日本鉄道は、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する「ハノイ公共交通 IC カード相互利用開発支援プロジェクト」に共同企業体の一員として、2017年12月より参画したと発表した。
ベトナムの首都ハノイ市では、公共交通の整備が進んでいるが、IC カードシステムの導入については公共交通機関ごとに独立して検討されている。同プロジェクトは、異なるICカードシステムが構築され、利便性を損ねることを防ぐため、相互利用が可能なシステム構築に必要な設計ガイドラインを定めるものとなる。
西日本鉄道は、乗継割引サービスなどのバス乗車サービス機能に特長をもつ交通系ICカード「nimoca」を発行しており、これまで1道5県11事業者に導入されている。今回のプロジェクトでは、同社が持つバス・ICカード分野でのノウハウを活かし、相互利用が可能なバスに関するシステム設計を支援するそうだ。