2018年5月8日9:02
テックファームは、ショッピングセンターなどの商業施設内での買い回りを促進する販促支援IoTソリューション「Minaklu(ミナクル)」を、2018年5月より提供開始すると発表した。商業施設内にBeacon端末を設置し、アプリユーザーの位置情報や会員属性に合わせて適切な情報発信を行い、施設内の買い回りを促進するという。
Minakluは、ユーザー属性やタイミング別に配信条件を設定して、クーポンやセールのお知らせなどの情報を配信する。Minakluは、スマートフォンアプリのユーザー登録情報と、商業施設に設置したBeaconによる位置を含めた店舗情報を組み合わせて、タイミングに合わせてユーザーにクーポンなどを配信する。たとえば、店舗Aと店舗Bのターゲット層がどちらも30代の女性だった場合、店舗Aを出たタイミングで店舗Bのお知らせを配信し、商業施設内の買い回りを促進可能だ。さらに店舗間の移動を促すことで、その間に位置する店舗への来店促進にもつながるそうだ。
さまざまな顧客行動のパターンを検証することで、これまでわかっていなかった店舗間の来店に関する相互関係などが把握可能だ。商業施設運営者は、商業施設全体の回遊状況を把握しデータの精度を高めることで、効果的な情報発信によりユーザーの行動を促し施設全体の収益向上が図れるとしている。導入費用は500万円から、最短3カ月程度で利用開始できるという。