2018年7月23日20:16
JR九州とアリババグループ(阿里巴巴集団)は、戦略的に提携し、中国人インバウンド客の送客と九州域内消費の拡大を通じて、九州地域経済の活性化に貢献すると発表した。2018年10月~2019年3月は、アリババグループより5万人送客を実現させ、2023年度に中国から九州へ100万人、そのうちアリババグループより50万人の送客を目指すという。
今回の提携では、アリババグループのデータテクノロジーを活用し、1日平均1,000万人以上が訪問する旅行サイト「Fliggy(フリギー)」で、九州の魅力的な観光地、温泉、食、文化を集中的に紹介し、効果的な誘客を実施することに加え、中国で6億人以上が日常的に利用する「Alipay (アリペイ)」の利用環境を整備することで、中国人訪日観光客の消費の拡大を図るという。
旅マエでは、JR九州がモデルルート提案、D&S列車等のリソース提供、九州の旅行商品仕入れ支援を実施、アリババグループがデータテクノロジーを活用した、日本と親和性の高い中国人観光客の発見と送客、出店者との協働による旅行商品販売を行う。
旅ナカでは、JR九州が同グループ会社を含む、地域企業へのAlipay導入を支援する。アリババグループは、Alipay利用環境整備による決済利便性強化とアリペイ加盟店の集客サポートを行うそうだ。