2010年10月19日8:00
「ポイントサービスの現在」~グッドスタッフ「エクポ」(1)
池袋・新宿地域の共通ポイント「エクポ」
ヤマダ電機と提携し、会員の相互送客を狙う
池袋・新宿地域で利用できる共通ポイントサービス「エクポ」。昨年10月からは池袋に進出したヤマダ電機のポイントも貯まるようになった。エクポを運営するグッドスタッフにサービスの狙いやヤマダ電機との提携戦略について、話を聞いた。
5%の還元率の高さが特徴
4月からはクラウドベースのシステムに移行
グッドスタッフが池袋・新宿地域で展開している共通ポイントの「エクポ」。利用者は加盟店でエクポカードを提示すると利用金額に応じたポイントが付与される。「ポイントの付与は100円で5ポイントと還元率の高さが魅力です」とグッドスタッフ代表取締役の中野知和氏は説明する。利用者は貯まったポイントを加盟店で現金の代わりに利用することが可能だ。そのほか、優待店舗でエクポカードを提示すると10%OFFサービスやワンドリンクサービスなどのサービスが受けられる。
エクポの前身となったのは、ジャックスと提携して発行したクレジットカード、提携店舗であれば優待サービスが受けられるスタッフ向けの優待カードだ。それが非常に好評であったため、コンシューマ向けにビジネス展開できないかと考え、2年前からサービスを開始した。
当初はソフトバンクBBが物流向けに展開を行う「Minthy(ミンシー)」というサービスを利用し、バーコードをハンディターミナルで読み取ることでポイントの付与、還元を行っていた。今年の4月からはシステムをリニューアルし、セールスフォースドットコムと連携して自社でクラウドベースのシステムをつくり込んでいる。端末もカシオ計算機の「CASSIOPEIA(カシオペア)」に変更した。